大河ドラマ「西郷どん」 涙、涙の最終回。亮ちゃん、鈴木亮平さん、演者とスタッフの皆様おやっとさんでした!
とうとう「西郷どん」が最終回でした。
大河ドラマは毎年初回は必ず見て、その後も全話録画してBDに焼いているのですが、結局初回しか見てないなーっていうことの繰り返しだったりします。いつでも見られると思うと結局見なかったりするもんですね・・・
「西郷どん」は、我らが錦戸亮出演ということで、久しぶりに大河ドラマを毎週見ました。
初回は亮ちゃんが出てきたので当然見ました。
再び亮ちゃんが出てくるのは半年後ということで、それまでも見る気はあったのだけど、後回しにしているうちにどんどん溜まっていき。
結局亮ちゃん再登場まで見ていませんでした。ごめんなさい。でも、ちゃんと録画してあるので、いつでも見られます!(と言いながら見ないんだけど)
だから私の「西郷どん」は初回の次は21話にワープ。
22話で待ちに待った亮ちゃん再登場ということで、張り切ってその前の回から見たんです。西郷どんは島流しにあった先で二番目の妻愛加那ちゃんとイチャイチャしてて、なんだか拍子抜け。
その次の回が「偉大な兄 地ごろな弟」で、亮ちゃん再登場。
鈴木亮平さん演じる縦も横もでかい恰幅の良い隆盛お兄ちゃんと比べると、背も低ければ体の厚みもないペラッペラに薄い亮ちゃん演じる信吾さぁの可愛らしいこと。
江戸に出てきて遊び呆けているいまどきの若者で、あの有名な西郷どんの弟っていうことを傘に来てブイブイ言わせてます。
登場シーンはBGMにかっちょいいギターリフが奏でられていて、関ジャニ∞のPVでも見ているかのようでした。どう見ても半年待ち続けた亮ちゃんファンのための趣向かと。監督さんありがとう!
それから半年、亮ちゃん演じる信吾さぁと共に西郷どんを見て来ました。
ドラマ自体は正直なところ、不満もありました。
私、昔の大河ドラマは結構見ているんです。
CSの時代劇チャンネルや、NHKオンデマンドで、今では大昔の大河ドラマを手軽に視聴できますから。
私のベスト・オブ大河ドラマは「葵徳川三代」で、これについては語りだしたら止まりません。ほぼオタクと言っていいぐらい大好きなドラマです。
他にも古い時代の大河は面白いのがたくさんあって・・・今とはまるで違います。
その一番の原因が予算だっていうことは皆さんご存知のとおり。
「葵徳川三代」の関ヶ原の戦いのシーンなど、そこだけで映画を何本も撮れるほどのすごい予算で、丁寧に戦いを描き、臨場感も見応えも十分。
でも今は予算が少なくて、お金のかかる戦いのシーンをほとんど描けないんですよね。
それで、史実上重要なシーンになればなるほど、予算の都合上まったくその場面がなく次に進んだり、キャプションとナレーションだけで済ませたり。
物足りないことこの上ないです。
「西郷どん」でも同じことが何度もあり、それでネットで叩かれてたりするのを見ると、演者さんたちもスタッフさんたちも、限られた予算の中で最大限頑張ってるのになあ・・・と思う一方で、やっぱ昔の大河は面白かったなあって思ったり。
でもまあ今回は、亮ちゃん見たさで見てるので、そういう不満は二の次ってことで。
関ジャニ∞ファンになるまで、俳優さん見たさでドラマを見るということ自体がなかったので、私にとっては初体験です。
ぶっちゃけ、亮ちゃんが出てて、かっこよかったり、可愛かったりすれば、それだけで「あーもう他のことはどうでもいいや、だって亮ちゃんがこんなにもかっこよくて可愛いんだもの!」と思える。オタクっていいですね!
そんなふうに今まで見てきましたが、最終回は亮ちゃん抜きにしても、最高でした!
西郷どんも大久保卿も、何よりも良き国良き未来を作るためにひたすら進んできただけなのに、その道が別れてしまい、親友だった二人が袂を分かつことに。
求めた未来は同じなんだから、二人が争うことなく共に進む道もあったはずなのに。
でもどうにもそうならなくて、親友を殺すことになる大久保卿、殺されることになる西郷どん。
いやー、泣きました。
数多の英雄たちがこうして道半ばに倒れ、未来を作ってきてくれたんだなあと。
西郷どんの妻役黒木華さん、島の妻役二階堂ふみさん、岩倉卿役鶴瓶さん、ひぃさま役松田翔太さんなどなど、最後は今までのメインキャストが次々と登場して、万華鏡のように過去をフラッシュバックさせていく。
西郷星の話は泣けたなあ。
西郷どんが死んだ後、鹿児島の人たちが、ひときわ輝く火星を見て、西郷星と名付けて拝んでいると。
でも、妻の糸さんはそれを否定します。
だんなさぁは人に見上げられて崇められるのをよしとする人ではない、いつでも自ら下に降りて貧しい人々に寄り添って民のために駆けずり回っていた、と。
初回、西郷どんの銅像の除幕式の時、糸さんが「あれはだんなさぁではない」と騒いで騒然となるのですが、その理由がやっと最終回に明かされました。
長い長い伏線だったんですね。いやー、泣かせるなあ!
そして亮ちゃんの場面では。
東京に引き止められていた信吾あらため西郷従道さんが久々の実家に戻って事態を謝るのだけど、兄を討伐する立場になった弟に対して実家の面々の反応は厳しく。
特に信吾さぁのお姉ちゃん、桜庭ななみさん演じる琴さんが「あんたのせいで!」「戦を終わらせて兄さぁを助けて!」と詰め寄るシーンは泣けました。
大好きな兄さぁの命を助けることすらできない信吾さぁ。
何も言わずとも表情ですべて語る、役者錦戸亮の真骨頂を見せていただきました。
亮ちゃんのラストシーンは、兄さぁ一家を迎えるために建てた豪邸で、妻と二人、泣きながらうな重を食べている信吾さぁでした。
年の離れた兄弟で、兄さぁが仲間たちとうなぎを捕っていたのがうらやましくて、でも自分が大きくなった頃には兄さぁはもう家にいなくて一緒にうなぎとりに行けなくて。
東京で、やっとそれが叶った時大喜びだった信吾さぁ。
思い出のうな重を食べている涙のシーンでしたが、亮ちゃんファンとしては、「ああ! 亮ちゃんが苦手なうなぎを食べている!」とちょっと笑ってしまったことを告白します。
亮ちゃんはうなぎが苦手なんです、でもうなぎのタレがかかったご飯は大好きなので、メンバーと一緒にうな重を食べる時は、うなぎをメンバーにあげて、タレご飯をもらうという、実に可愛らしいことをしているのです。
うう、亮さぁ・・・
ま、最後は余談でしたが、マジで最終回は素晴らしかったです。
数々のドラマを見てきましたが、最終回くくりのランキングだったら、日本ドラマの中でトップかも。
好きなドラマや感動したドラマは数多けれど、最終回っていうポイントで素晴らしかった! っていう記憶があるドラマがあまりなく。
むしろ、このドラマ面白かったけど最終回はいまいちだったなあってドラマのほうが圧倒的に多いのが現実で。
で、今までの「最終回が素晴らしかったドラマランキング」の1位がアメドラの「ブレイキング・バッド」でした。
マジでドラマ史上に残る傑作最終回で・・・あんな美しいラストシーンは今まで見たことない。
本当に、最高傑作だと思います。
一方、個人的日本ドラマの傑作最終回トップは本日より「西郷どん」になりました。
よくこんな綺麗な最終回に仕上げてくれたなあと。
まさに文句のつけようがない、美しい最終回でした。
あー面白かった!
亮ちゃんが出てくれたおかげで、久しぶりに大河ドラマを毎週見ることができました。
ちょっとツイを見た感じだと、亮ちゃんの演技を絶賛してくれてる人がたくさんいるようで。
エイターとしても亮ちゃんファンとしても誇らしいです。
これからも亮ちゃんがいい作品に恵まれますように。
まずは、来月からのフジ月九「トレース」楽しみにしてます!
もちろん、丸ちゃんのテレ東ドラマも!
いやー、オタクってほんと楽しいですね!