僕たちと一緒に笑いある日々を

関ジャニ∞クロニクルで∞沼にハマったお笑いファン兼エイターのブログです。∞全員好き、特にヤスと丸ちゃんが好きです。※ブログ名は8UPPERSのWINK KILLERの罰ゲームでヤスがヨコに読んだ手紙の一節から取りました。このブログでは主に昔の∞のエピソードを拾ってきて改めてまとめてみたいと思っています

ツアーにすばるがいないことの意味を考えた~スバラジを聞いて

なんかもうものすごく気が重いけど、ただひたすら自分の中で消化していくために、納得するために、スバラジの話。

記者会見翌日の録音で、基本的には記者会見の時のすばると何の変化もない、あの時のままのすばるでした。

ブログ書くためにまた聞き直したけど、もうすばるの声が悲痛でずっと震えててもう今にも泣き出しそうで、なんかもう終戦を告げる玉音放送みたいだなと思った。

すばるのファンの人にとってはまさにそんな感じなんだろうなと。

 

私ももちろんすばるのファンだけど、その前に関ジャニ∞のファンだし、ヤスヲタ丸ヲタと自称させてもらってる身では、すばる担の方とはダメージが比べ物にならないのはわかりきっていて。どんなに辛いだろうと思うと可哀想で可哀想で。

あーもうダメですね、発想が泣くほう泣くほうに行ってしまう。

 

私は、この放送、少し楽しみにしていたんです。

楽しみに・・・っていうと違うな、なんというか。

あのオフィシャルな会見の場では言えなかったというか、言い足りなかったことを、すばるの口から聞けるんじゃないかと。

私は、一介のファンとして、もちろんすばるのファンでもあるわけだから、これからの関ジャニ∞のことだけじゃなく、渋谷すばるのこれからも心配なわけで。

 

難しいだろうけど、すばるが関ジャニ∞と、エイターと、ジャニーズと、何より旧友である、「血はつながってないけど家族だと思ってる」と言い切ったメンバーたちと、袂を分かつ決断をしてまで、やりたい音楽っていうのを、語ってほしかった。

「しょうがない、すばるがここまで恋い焦がれているんならしょうがない」

って納得させてほしかった。

 

なのにそれは何も語られないままで。

 

すばるが、冒頭のコメント時間の大部分を使って話していたのは、今年のライブツアーに出ないことの説明で。

会見でも「なぜ出ないんだ」と聞かれてたし、報道を少しでも見聞きしたら、それが「事務所の圧力」みたいに言われているのは当然知っていただろうし、もしかしたら、事務所からそれについてラジオでも話してくれと要望されていたかもしれない。

そんなこと全然関係なくて、ただただ、すばるは自分のファンに向かって、一番言いたいことがそれだったのかもしれない。

すばるの不参加がスタッフを含めた6人の意志だと発表されたことで、6人に対する非難が起こることを恐れ、何よりもそれを避けようとしただけかもしれない。

 

すばる脱退退所報道を受けて、みんな思ったのがそれで。

すばる担の人はもちろんのこと、他のエイターだって、最後にすばるを、7人揃った関ジャニ∞を、まさかもう二度と見ることができないなんて思ってもみなかったわけで。

なんでだよ。

最後にもう一度会わせてよ。

せめて、直接お別れ言わせてよ。

最終回は実はもう終わってましたなんて、そんな酷いエンディングあるかよって。

 

ツアーは6人体制でやると発表されたことも、当然それはエイトの意志だなんて思わなかった。

メンバーはたとえあと1度のツアーでもすばると一緒にやりたいに決まってる、エイターにも7人の関ジャニ∞を、関ジャニ∞いる最後のすばるの姿を見せてあげたいに決まってる、お別れを言わせてあげたいに決まってる。

だから、そんなのは事務所の都合に決まってるって。

思いました。

 

でも、会見後のいろんな報道を追ったり、彼らの直接の言葉やブログの言葉を追うにつけ、ああ、6人体制でのライブは、他の誰でもなく残された6人の意志なんだなと・・・少なくとも私は、納得しました。

何よりも、すばるが脱退退所会見の翌日、一番時間を割いて語ったのがこれだったことで、やっぱそうなんだなって思ったというか。

 

すばるが、事務所のために、こんな必死で喋るわけない。

すばるが守りたいのはメンバーで、メンバーの決めたことだから、その決断をしたことをファンから、口さがないマスコミから非難されたくなくて、だから、すばるなりに、一生懸命、自分がツアーに出られないことの正当性を語っていた。

ほんと、バカ。

すばるが泣かせたメンバーが、泣きながら決断したすばるの排除を、すばるが擁護する。

ほんと、バカで愛おしい。

 

さっき、乃木坂46の生駒ちゃんの卒業ライブが昨日行われたというエンタメニュースを見ました。

生駒ちゃんは泣いていたし、メンバーも泣いていたけど、ファンとメンバーに囲まれて卒業していく生駒ちゃんは、とても幸せそうでした。

いいなあ・・・

と素直に思った。

私は女子ドルヲタ経由で初めてジャニヲタ・・・というかエイトのヲタになったので、女子ドル界隈の常識というか慣例との違いにはいまだに違和感を持つことがあります。

女子ドルの卒業は、不祥事でない限り、祝福されて送り出されます。

人気メンバーになればなるほど、それは盛大で、お祭りみたいで。

 

すばるも、祝福して、送り出してあげたかったなあ・・・って。

 

女子ドルと男性アイドル、というか、ジャニーズと違うことはわかってるんです。

これを書くと長くなるから、また別のエントリーで。

それでも、単純に、私は、生駒ちゃんがうらやましかった。

 

すばるの最終回を作らなかったのは、何をどうやっても作れなかったから。

だと思います。

渋谷すばるのいない関ジャニ∞を想像できなかった。

と、横山くんが会見で語っていました。

それはもう、全エイターの気持ちで。

だからこそ、すばるの最終回を作ることは無理だったんだと思う。

 

このツアーにすばるが参加したら、それは最初から最後まで、すばるのため、すばるファンのため、すばるがいた関ジャニ∞を愛したファンのためのツアーになってしまう。

かつてのNEWSやKAT-TUNみたいに、「この後しばらく休養します」っていうことなら、それもできなくはなかったと思うんです。

いや、わかってるんですよ、NEWSもKAT-TUNも休養したくてしてたわけじゃないって知ってます。

大雑把に言わせてもらうと、メンバーが不祥事や不仲で脱退する場合、残されたメンバーが世間に向かって言える言葉なんてほとんどなくて。

リスタートするための休養時間は、何よりもメンバー自身が結束して新しいチームを作るための時間だったわけで。

 

でも、関ジャニ∞にはそんな時間はない。

NEWS、KAT-TUNとの一番大きな違いは、関ジャニ∞は個々のメンバー以前に、関ジャニ∞というグループ自体が、一つの人格をもったテレビタレントだってことだと思うんです。

 

NEWSもKAT-TUNもメンバー各々活躍されていますが、テレビタレントとしての「NEWS」テレビタレントとしての「KAT-TUN」のイメージは薄く、やはり、グループ一括りとしてなら圧倒的に歌手活動でのイメージが強い。

アーティストには休業する余裕がある、ファンは待ってくれる。

でもテレビタレントには休業する余裕はない。

関ジャニ∞がグループとして休業することは、今やってるグループレギュラー番組がすべて終わることを意味します。

 

関ジャニ∞はジャニーズで最多のグループレギュラー番組を持っています。

それも長年やってる番組があって、「ジャニ勉」のルーツなんかグループデビュー前から、いやグループ結成前から、というか、そもそもグループ結成のきっかけになったのが、その番組だったりするわけで。

 

テレビタレントとしての「関ジャニ∞」を休業するわけにはいかない、つまり、「関ジャニ∞」には、渋谷すばるの脱退にダメージを受けてそれを癒やしてまた立ち上がる時間など与えられてないってことで。

 

その時間がないなら、一刻も早く、新生関ジャニ∞を見せるしかなく、渋谷すばるがいなくても僕らはやっていけますって姿を見せるしかない。

すばるの最終回を作れなかったのは、あくまでもテレビタレントとしての「関ジャニ∞」の事情だったと、思うんですよ。

あー、ついでに言うのも申し訳ないですが、大阪府観光大使の件もありますし。

 

グループ休業なんて、たったの一ヶ月でも不可能な関ジャニ∞が、取れる唯一の手段が、6人でのツアーだったと。

私はそう思ってます。

 

すばるも、彼が残される側なら、きっとそう思ったと思うんです。

でも、彼は去る側だから、もういろんなことが頭の中も胸の中もいっぱいいっぱいで、そこまで頭動いてなかったんじゃないかと。

 

すばる自身は、このツアーで直接お別れを言えるんじゃないかと思っていたらしく。

その残念そうな、でも残念だなんて口がさけても言える立場ではないすばるの、ただひたすら辛そうな口調が辛くて。

最後のツアーに出て欲しい、それはすばる担だけではなく、全エイターの望みでもあったけれど。

でも、「残された」6人の関ジャニ∞の「続いていく」仕事の中では、それが足かせになる、もしかしたら関ジャニ∞を壊すほどの致命的な選択になりかねないと。

それは6人の、そして6人になった関ジャニ∞を全力で支えていくと決心してくれた彼らの周囲のスタッフの方々の決断だと、私は思うし、たぶんそれが正解なんだと思います。

 

すばるくん。

もう私たちのことはいいから、せめてすばる担の人たちに、彼らがもう少し納得できる言葉を、慰められる言葉を、励まされる言葉を、かけてはもらえませんか。

何よりも愛するすばるのいない関ジャニ∞を見なきゃならない彼らに、もう少しだけ何か、すがれる言葉を。

きっとあなたは、関ジャニ∞を出ていく立場、ジャニーズをやめていく立場として、言えることなんてほとんどないって思ってるはずだけれども。

だけど、あなたを一番に愛した人たちのためにだけ、なんとか。

なんとか、言葉を探して見つけてください。

スバラジの最終回までに。

レンジャーの最終回までに。

もし、それが間に合わなかったら、ジャニーズやめてから、アメリカからでもいい。

お願いだから、彼らに何か言ってあげて。

もう、可哀想で見てられません。